総面積2,021.3ヘクタール(国立競技場290個分に相当)の社有林を保全・育成するナイス株式会社は、
木材市場として設立された、「木」をルーツとする企業です。
現在は、「ナイス熊野の森」(和歌山県新宮市)、
「ナイス丹沢の森」(神奈川県厚木市)、「ナイス川根の森」(静岡県島田市)、
「ナイス猪苗代の森」(福島県郡山市)、「ナイス徳島の森」(徳島県那賀町)、
「ナイス岐阜の森」(岐阜県下呂市)、「ナイス京都北山の森」(京都府京都市)、
「ナイス津久井の森」(神奈川県相模原市)の8カ所での森を保有しています。
木や植物は、地球温暖化の原因の一つである炭酸ガスを取り込み、
炭素を固定化する機能を持っています。
地球温暖化問題への関心が高まるなか、
森林の蓄積増加と炭素の固定機能に大きな期待が寄せられています。
当社は利益の一部を山林取得にあて、
社有林の保全・育成を通じて地球環境保護にわずかながらも貢献していきたいと考えています。
ナイスグループは創立60周年を記念して香川県の小豆島にある約1.3haの土地を取得しました。
約1年をかけて荒廃していた農地や山林を整備して約500本のオリーブの森を植樹、「ナイス小豆島オリーブの森」を開園しました。
地元企業と協力し、応急仮設住宅や自立再建住宅、災害公営住宅などの住宅再建や、病院や老人介護施設学校、園舎施設、店舗など被災した非住宅の再建に取り組んでいます。
ナイスグループでは、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)や平成28年熊本地震からの復興支援を目的として、
ゲストにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ドレースデン国立歌劇場管弦楽団などの
著名な奏者を招き、これまで35回(2019年3月末現在)のチャリティーコンサートを開催しています。
各地で開催するイベントは本社ビルをはじめ全国の拠点で、国産材を使ったイスづくりや積み木を使い、お子様の情操教育に良いとされる「木育」体験イベントを行っています。
横浜市や川崎市を中心としてスポーツ振興や文化的活動を支援する活動を通じて地域社会の活性化に努めています。横浜市とは2015年に「包括連携協定」を締結し、ナイスグループとして環境と健康に配慮した建築物の普及や木材の利用促進、災害対策、横浜市の魅力発信などについて、映像の作成から広報活動まで幅広い分野で横浜市のシティプロモーションに貢献しています。
ナイスグループは、横浜市より「ハマロード・サポーター」に認定されました。「ハマロード・サポーター」とは、商店街や学校、企業などのうち、道路の清掃や美化運動をボランティアで行っている団体に対して横浜市が認定するもので、横浜市の土木事務所長と協力して道路の維持管理活動を行います。
ナイスグループでは、「鶴見駅東口中央通りに花を飾る会」事務局として、地域ボランティアの方々とともに、東口中央通りに植えられている花の植え替え、水やりなどを行っているほか、国道15号線をくぐる地下道の清掃を週1回、交代制で行ってきました。
社員の有志により、1989年より本社ビルからJR「鶴見」駅東口までの通りの清掃活動を毎朝行っており、こうした活動が評価され、横浜市から道路の清掃や美化運動をボランティアで行っている団体として「ハマロード・サポーター」に認定されました。この通りを「ナイスロード」と名づけ、地域の皆さんに親しまれる通りとなるよう、清掃活動に励んでいます。